『疾走する日本車』展の続きです…。
【次の展示室に来ました】
【
日産 ブルーバード1400 4ドアデラックス(N510型)1972年】
【今回の展覧会におけるもうひとつのメイン、
日野オートプラザ(以下、日野車全て)所蔵、
日野 コンテッサ900スプリント 1962年。ジョバンニ・ミケロッティのデザインによるGTクーペ。トリノ・ジュネーブ・ニューヨークの各モーターショーに出展され、東京モーターショウに参考出品されて大注目されたものの、諸事情により市販することなくお蔵入りになった、まさに『
幻の車』】
左ハンドルであるように、もともと日本での市販の計画は無かったようです。
それにしても、2ドアクーペをデザインさせたら、イタリアのカロッツェリアは素晴らしい仕事をすることに感動を覚えます。
【
日野 コンテッサ1300クーペ(PD300型)1965年。つくづく、トヨタ傘下になる前の日野は、魅力的な乗用車を出していたんだなぁ、、、と感じます】
【いすゞ自動車(株)藤沢工場試作部 所蔵、
いすゞ べレット(PR20型)1966年用試作車。日本初の「
GT」グレードのインパクトから、2ドアのイメージが強いべレットだが、、、4ドアもあったんですね(しかもAT車でした)】
【
日産 シルビア(CSP311型)1966年。型式を見れば、
ダットサン・フェアレディ1600(SP311)の兄弟車と分かるけど、エクステリア・インテリアともに全く別物の「スペシャリティ・カー」に憧れました】
【出口の前には、お馴染みのライトウェイト・ノスタルジック・カーが2台】
【本田技研工業(株)総務部 所蔵、
ホンダ S500(AS280型)1963年。ホンダ初のスポーツカーは、市販3ヶ月後に後継のS600が登場したため、大変希少な存在】
【トリは、
トヨタ スポーツ800(UP15型)1965年。弊Blogを訪れている皆様には、もう説明不要ですね】
デザインをアートと捉えてのノスタルジック・カー展覧会。
大変貴重な車両がいくつも間近で見る機会が、福井であることに嬉しさを隠せません。
平日にも関わらず、結構な人数の入館者がいましたね。
週末は、本当に賑わっているのだと思われます。
温故知新ではありませんが、オールド・カーに惹かれるのは何故なんでしょうか?
私個人の意見ですが、欧米に追いつけ追い越せの情熱が、この時代の車のデザインにエンジンに表れているのではないか、、、と思っています。
また、本当の意味で
「クルマは憧れの存在」だったんだと思うんです。
だから、2ドアのクーペやオープンカーがラインナップされて、ドアが少ないことや2人しか乗れないことがステイタスになっていた。
それが今は、便利過ぎるクルマが多くなり過ぎて、最早「憧れの存在」では無くなってしまった…と思います。
MT車原理主義者だから言うのもありますが、AT車だらけの世の中になって、車を「操る」ことから「単に移動する」ことになってしまったあたりから、クルマに対する意識が変わってしまったように感じます。
もちろん、AT車の存在が悪いというのではありませんが、AT車限定免許はどうだろう、、、とは思います。
しかし、現実にはなかなか車に興味が湧かないし惹かれることも少ない人が多くなっているんでしょう。
何で、日本の自動車産業は、こんな世の中にしてしまったんでしょうね…。
【無性にラーメンが食べたくなったので、久しぶりに『
岩本屋』へ。新メニューの「
塩らーめん(730円)+煮玉子(100円)」を、私としては珍しく、麺の固さ以外の「お好み」はすべて普通で注文しました(「お好み」の『薬味』は変更できません)】
焦がしメンマの代わりに、春菊と刻んだ大葉が乗っかっています。
これまでの
岩本屋のラーメンとは違い、意外にあっさり味なのにちょっと驚きとともにお薦めにもなりました。
福井県立美術館を後にして、実は朝からまともに何も食べていなかったことから、何も考えずに「今食べたいもの」を食べに行った次第です。。。