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「吾唯足知」な日々


【吾唯足知】とは…『自らを高めるための弛まぬ努力を続けることは大事なこと、そして志半ばでも自らを振り返って成したことに対し満足するゆとりの心を持つことも大事なこと』…と自己解釈。
本来の意味では…『足ることを知る者は貧しいといえども富めり、足ることを知らない者は富めりといえども貧し』…という仏教の真髄かつ茶道の精神を表現した言葉。

ポツポツと綴る、福井在住・Takeuchiによる日常の「ひとりごと」(画像・座右の銘&Blogタイトル由来の龍安寺「知足の蹲踞」)
by Takeuchi
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治左川のバイカモとイトヨ
8月最後の日曜日は、勤務ではないんですが、、、たくさん人が出ていることから、職場に行くことにしてました。
暑い日になったので、涼しいところへ寄り道してみることに。

207SWGTiを停めて、徒歩0分。
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途中、左手に見えるのは、継体天皇が男大迹王としてこの地に住んでいた時に座ったとされる「御月見石」。
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越前市内にある清流・治左川です!
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この川は、福井県内唯一の淡水魚・イトヨの棲息地かつ南限となっていて、地元の方々が産卵箇所や観察水槽を整備しています。
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そして、清流中にしか生育しない水草・バイカモ(梅花藻)が繁殖して花が咲いているのを見るのが、一番の目的。
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車を停めた歩道に架かる橋から、下流を見たところです。
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下流側から、橋を見たところ。
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上流側へと、歩いて行きます。
川周辺は、地元の尽力で良い環境が保たれているようです。
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ちょっと川へ下りて、水面を近くで見てみました。
川底が透き通って見えるほど、きれいな水です。
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「トミヨの棲息地 治左川」石碑の対岸にあるのが、「治左川井戸」。
治左川の水源と同じ地下水を井戸で汲み上げたモノです。
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カクンと西の方へ折れている水路の先にあるのが、お不動様が3体。
近くにあった工場敷地などにあったものを、ここへ合祀されたものです。
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この、西から東へと流れている短い川の水を「庚申の水」と呼ばれています。
ここの水を汲んで1年間家で祀り、翌年に家の四隅に撒くと火事にならないという言い伝えがあります。

「治左川井戸」の水を飲んでみるために、お不動様の後を回って対岸へ。
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冷たくて美味しい水でした!
バイカモが繁殖するほどの、そしてイトヨが住めるほどの、恵まれた清流。
水が清らかな川は、緑豊かで涼しき風が吹く、理想的な環境。
地域の宝は、地元の方々の手によって保たれています。
この「地域」なるものは、田舎だけでなく街中でも水清らかで緑豊かな環境を築くことができる、、、と私は考えるのですが、いかがでしょうか…。

治左川を下って、207SWGTiへと戻ります。
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治左川に寄り道して、感覚的な涼しさを堪能することができました!
9月中は、バイカモの花が咲いている様子を見ることができるとのことです。

おまけですが、、、治左川の近くには、こんなところがあります。

昭和56年3月をもって廃止された、福井鉄道南越線・五分市駅跡です。
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かつて南越線が走っていた頃の写真や説明を載せた立派な看板が立っており、往時を偲ばせることができます。
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私も地元福井県のことを小学校で習っていた時には、まだ地図に南越線の線路が描かれていて、廃線のニュースはかすかに憶えがあります。
このように、廃線になった駅や線路跡を示すモノを設置していることで、平成の世にも「昔は電車が走っていた」ことを知ることができるのが嬉しいですね。。。
by chiketa_net | 2011-08-28 19:15 | 福井県
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