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「吾唯足知」な日々


【吾唯足知】とは…『自らを高めるための弛まぬ努力を続けることは大事なこと、そして志半ばでも自らを振り返って成したことに対し満足するゆとりの心を持つことも大事なこと』…と自己解釈。
本来の意味では…『足ることを知る者は貧しいといえども富めり、足ることを知らない者は富めりといえども貧し』…という仏教の真髄かつ茶道の精神を表現した言葉。

ポツポツと綴る、福井在住・Takeuchiによる日常の「ひとりごと」(画像・座右の銘&Blogタイトル由来の龍安寺「知足の蹲踞」)
by Takeuchi
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京都の住まい特別公開巡り・後編
2つの住まい・冷泉家と新島旧邸を巡った後は、ホントは2番目に訪れる予定のところへ向かいます。

【新島旧邸からすぐのところにある寺町御門から、再び京都御苑の中を通ります】
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【仙洞御所の南から西へと進みます】
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【建礼門の前から西へと進みます。御所西南の隅にある巨木は、「清水谷家の椋」。この辺りで、禁門の変の際に長州藩士で遊撃隊総督・木島又兵衛が自決したとのこと】
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「清水谷家の椋」から、京都御所一般公開の入口である清所門を見たんですが、、、私が知っている限りでは拝観者少ないなぁ~と感じた次第。
連休だったら多かっただろうけど、飛び石連休だったからでしょうかね~。

【更に西へ進み、禁門の変の舞台にもなった蛤御門から御苑の外に出ます】
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【幕末好きはみんな知っている蛤御門だけあって、私以外にも写真を撮っている人があちこち。但し、御所一般公開の時は、観光バスやタクシーの出入口になっているのでタイミングが難しい時もあったりする…】
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【烏丸通を南下します。実は、、、次の目的地へ行くのに、蛤御門から御苑を出るのでは北へ行き過ぎていたんです…】
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【下立売御門の近く、烏丸通の西側にある(ホントは)ふたつめの目的地・平安女学院大学 有栖館(有栖川宮旧邸)に到着です!】
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有栖館は、元々御所・建礼門の南にあった世襲親王家・有栖川宮旧邸の一部です。
明治2年に御殿が完成したんですが、、、たった3年後に明治天皇によって有栖川宮も東京へ移住。
他の宮邸・公家邸は取り壊されて京都御苑となりましたが、新築間もない旧有栖川宮邸はさすがに勿体無かったのか、しばし京都裁判所の仮庁舎として使用した後、今の場所へ京都地方裁判所所長官舎の一部として移築されて、4年前まで使用されていました。
2008年、南隣に広がる平安女学院大学が取得し、春と秋の京都御所一般公開期間に合わせて特別公開することになりました。

【青天門から入ります(拝観料600円)。この門は財閥・三井家の邸宅にあった門を裁判所所長宿舎時代に移築したもの。一枚物の檜板は、今ではできない代物】
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【玄関前には円い庭。馬車や車がぐるっと回れるようにと配置したものだそうで】
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【玄関から、入館します】
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【能舞台である板間と、畳敷きの和室とが、ひとつの空間を形成しています】
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【「上段の間」の窓は、変わった形。窓の上には龍が刻まれていて、洒落ています】
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【小ぶりながらも見事な庭園は、2009年に造園業「植治」の十一代目小川治兵衛氏による「平成の植治の庭」として作庭されたもの】
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【中庭を見ながら、西側の渡り廊下を進みます】
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【平成女学院大学の制服・過去のセーラー服と今のブレザー服が展示】
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【隣の和室には、御香の説明が成されていました】
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【中庭の北側にある和室(制服展示の部屋や御香の部屋)は、普段は平安女学院大学の学生が茶道や香道を嗜む部屋として使用されているとのこと】
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そもそも、平安女学院大学が有栖川宮旧邸を取得したのは、、、「京都文化と日本の伝統文化の研究・教育の発信を行う拠点」として活用するためでした。
裁判所所長宿舎としてよりは、はるかに有意義のある使用の仕方だと思います。
こういう環境が存在することは、とても羨ましい限りです。

【ぐるっと一周して、有栖川宮旧邸の拝観を終えます】
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【青天門の北側にある、見事な2本の枝垂桜。最近のDNA鑑定により、豊臣秀吉が催した『醍醐の花見』の時に咲いていた桜の孫であることが判明した!】
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春の満開時に、意識して観てみたいですね~。

【下立売通に面した長屋門を見ながら、有栖川宮旧邸を後にします】
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ホントは、すぐ近くにあるもう一ヶ所を訪れたかったんですが、、、いつでも拝観できるところなのでまたの機会としました

【烏丸通を南下し、市営地下鉄烏丸線・丸太町駅へ。そんなに長い距離では無いのだが、御所の道向かいに面した建物が様々で、いろんな「顔」を魅せてくれるところに、懐の深さを感じた次第】
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【昼食を取るために、烏丸御池駅で東西線に乗り換えて三条京阪駅で下車。但し、地上へ降り立ったのは、連絡通路を通って京阪電車・三条駅の駅舎から】
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【目当てのお店を訪れるべく、縄手通を南へ】
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【縄手通と白川通の角にある、一見目立たないところにあるのが目的のお店】
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【『炭火焼やきとり とり新』がお昼だけのメニューとして提供している「名代 親子丼(750円)」を食べるために来ました!お米に敦賀産を使用しているのが嬉しい】
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祇園界隈で、この値段で提供しているのは珍しいと思います。
坂本龍馬が暗殺された日に、隠れ家・近江屋にて大好物の軍鶏鍋を食べたくて、材料を調達すべく下僕・峰吉に買いに行かせた先が、『鳥新』(当時は四条小橋の東南角で営業)。
そんな由緒あるところがやっている親子丼を、一度食べてみたかったのです。

味が薄めなのはここの特色と理解すれば、かなり食べ易く旨い!
私としては、あっという間に食べ尽くしちゃいました。
無愛想に近い店主ですが、愛想のある声掛け内容ですけど、、、「サービス」を求める人にとっては違和感アリアリに感じるでしょうね…。
私は固定観念が嫌いなので、こういうのもまた個性かなと思っていますけどね。
京都の親子丼といえば『京のつくね家』が私の中の筆頭ですが、『とり新』の親子丼はホント食べ易かったです。

【店を出ると、小さい行列ができてました。早めに到着して正解でした】
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4人掛けテーブル2つと、カウンター席が6席の、14人分しか席がありませんし、、、店内自体が超狭いスペースであることを覚悟してください…。

【久しぶりに、祇園白川を歩いてみました】
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【京都モノのサスペンスドラマでもお馴染みの辰巳大明神では、結婚式の記念撮影が行われてました。文金高島田と素晴らしい打掛姿の新婦も嬉しそうです】
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先月訪れた原宿・表参道でも、このような結婚式の撮影が行われていましたが、、、こういう名所で新しい門出を記念した撮影をするというのも、素敵ですね~。

【引き続き、祇園新橋を歩きます】
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【帰りの特急の時間まで1時間あったので、鴨川の河川敷を北へと歩いてみます】
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【三条大橋を下から眺めるのは、初めてだったりします】
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【北へと、左岸を進みます】
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【二条大橋を過ぎたところに、鴨川を渡る「飛び石」があるので渡ってみました】
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【川のど真ん中から、上流と下流を望んでみます】
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【舟形も置かれてました】
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【右岸へと渡り、再び北へ歩きます】
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【丸太町通で、河川敷から上がります。丸太町橋から鴨川上流を見ると、少しずつ紅葉が始まっているのを目の当たりにできました】
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この後、おみやげを買ってから再び市営地下鉄烏丸線で京都駅に向かい、サンダーバードで福井に帰りました。

夏は暑く冬は寒い、京都の1年。
昔の方々は、厳しい京都の四季をどのような住宅で過ごしたのか、興味がありました。
今回訪れた3件の住宅は庶民の住宅ではありませんが、現代の様な冷暖房完備な時代では無かったことには変わりありません。
そんな時代の知恵や趣きを、見てみたかったのです。
それにしても、意外に質素だったのには驚きでした。
これまでのように寺社仏閣を巡るのでは無い、ちょっと違う分野を巡りましたが、、、面白かったですね。
京の「暮らし」にも、興味を持つようになりました。

さて、今年中にもう一度上洛できるかどうかは、、、今度の日曜日次第です。。。
by chiketa_net | 2011-11-03 19:41 | 京都上洛
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