福井城内堀に架かる
藩主専用の登城橋「御廊下橋」を復元すべく、福井城跡での募金活動イベント
「福井城址 春の一日」が開催されました(正確に説明したら、募金活動だけのイベントではなく、「
歴史スタンプラリー」の一環)。
25年来の福井城復元主義者である私も、時間の空いている午前中に駆けつけました。
①もうすぐ桜が咲いて賑やかになる寸前の、現代の福井城・御廊下橋。
②在りし日の、福井城・御廊下橋です。この姿を、完全復元という形で甦らせようとしています。
③結構な人だかり。間もなくイベントの始まりです。
④「
御廊下橋復元ワンコインサポーター第一号」として、今年の
ミスお市の方(=福井市キャンペーンレディ)が先ず募金箱に寄付。ちなみに、この
ミスお市の方もTakeuchiさん(私の親戚ではありません)。
⑤
ミスお市の方が見守る中、御廊下橋には行列が。その先には…。
⑥一口500円の募金をした人には、一口につき1枚「
福井藩札(原寸大複製)」か「
ミニ福井藩札キーホルダー」を寛文・延宝・文久・元治・慶応・明治の各年代6種類の中から選んで記念に貰えます。2×6種類全部欲しければ、6000円の寄付をします。⑤の行列はこれが目当てだったのです。束で手にしていた人がいましたので、相当の寄付が集まっていることを願います。それにしても、寄付が目的なのか藩札が目的なのかといったところでしょうか、「領収書貰えんのか?」と言うのを聞いた時には苦笑いをしてしまった…。
⑦私も一口、寄付をしました。いただいたのは、日本初の藩札とも言われる寛文年間の福井藩札レプリカ。
⑧今年夏から行われる「ヒノキ板購入運動」についての説明板。屋根化粧板が10000円、内壁腰板が5000円。私もする予定です。「橋に屋根?」と疑問のみなさんへ。
「幕末の四賢侯」松平春嶽公ら歴代福井藩主が雨が降ろうが雪が降ろうが全く影響なく本丸へ登城できるように、藩主専用橋には立派な屋根が施されていたのです!
⑨在りし日の福井城の写真や錦絵がパネルで紹介されていました。②の写真や錦絵は、ここから拝借。私も含めた熱心な人々がデジカメに収めていました。
⑩内堀には手漕ぎ船が。粋な演出です。
⑪福井城天守台では、詩吟や剣舞などを披露されていました。
⑫本丸に建てられている県庁1階ロビーでは、野点(御茶会)が開催されていました。仕事以外で県庁に入るのはめったにないので、何となく違和感がありあり。
⑬石垣の上の桜は、咲き始めから二分咲きの状態。この時期はライトアップもされます。
それにしても、イベント開始直前の行列には圧倒されました。
歴史ファンがこぞって藩札を目的だったのは明白で、私が福井城跡を半周した後に御廊下橋を見ると人影がまばらになってしまいました…。
寄付の記念品としての藩札レプリカが無かったら、どれだけの人が集まっていたのだろうか、、、と思わずにはいられませんが、こういう記念品を準備していた企画・運営のみなさんには頭が下がる思いです。
夕方のローカルニュースを見たら、午後からは寄付ブースが県庁1階に移動になったようなので、藩札レプリカ云々とは別の人々が集まったことと思われます。
なお、藩札レプリカは今回だけではなくて、今後の御廊下橋復元事業として福井県内の様々なイベントで寄付ブースを設けて、今回同様一口500円の寄付で一枚の藩札レプリカを記念にいただけるとのこと。
次の寄付ブース設置は、「
越前時代行列」の時だそうです。
ミスお市の方をハッキリしっかり見たい人は、ぜひいらしてくださいませ(私は所用があるから行けんけど)。
福井城復元の第一歩としての「御廊下橋復元事業」を、陰ながら応援していく所存です。