赤い青春18きっぷで、「1回目」を行使しました。
購入してから約3週間、なかなか行使する時がなかったのですが、前々から「どこへ行こうか?」の構想はいくつか練っていました。
今回はタイトルのとおり、初めて関西本線を利用することにしました。
【毎度おなじみ、新疋田駅を出発駅にしました】
【到着したのは、近江今津行きの521系。ということは…】
【隣の近江塩津駅で、いきなり米原行きの521系に乗り換えです】
【米原行き521系の車掌さんに、今日の利用証明をしてもらいました。駅改札でなく車内でこれをするのは初めて】
【新疋田の靄は何だったのか、青空が琵琶湖の上に広がります】
【米原駅は、いまだ改築中です】
【名古屋に向けて、313系の「特別快速」豊橋行きに乗ります。
前に写真を撮ったことはあるが、利用するのは初めて】
【米原~大垣間は「東海道本線」なのに、列車本数が極めて少ないので混雑(この後通路が動けなくなるほどに)】
【関ヶ原の急勾配を行くための下り「新垂井線」がハッキリ見ることができました】
【大垣からは女性運転士へ。
アーバンネットワークで見たのが最初でしたが、JR東海でもバリバリです!】
【名古屋駅にて。いよいよ
越美北線に続いて、高山本線も豪雨被害からの全面復旧を果たします】
【遂に、関西本線初乗車!313系3000番台というワンマン運転対応の2両編成・亀山行きに乗ります(表示はまだ「名古屋」のままだけど)】
【車内はこんな感じ。微妙に座ることができなかった…】
普通、新幹線以外で速く名古屋~大阪間の移動、、、ったら、近鉄を利用しますよね。
経験はないものの、私も近鉄特急を選択します(つか、乗ってみたい!)。
青春18きっぷを利用するからこその、ルート選択なのでしょう。
それを確認したく、今回は関西本線を辿ることにしました。
【いきなり近鉄と並走。あっちは複線、こっちは単線…】
【さすがに四日市コンビナートを抱える路線。貨物列車をDD51の重連で引っ張っています】
【単線故に、何ヶ所か交換するための信号場があります。白鳥信号場で上り快速「みえ」の通過を待ちます】
【ワンマンが走る路線だからといって、ずっと単線ではありません。時々複線もあります(木曽川橋梁・これより三重県)】
【四日市市内では、らしいプラント施設も多々車窓から見れます】
【四日市駅からは伊勢鉄道(旧国鉄伊勢線)が分岐。実際には2つ向こうの河原田駅から分岐だが、伊勢鉄道の車両はここが始発しています】
【三重県内沿線は、ほぼのどかな田園地帯を走ります】
【亀山駅で、途中下車しました。鉄道の要衝の割には小さい駅です】
【駅真向いにある「いとう弁当店」に予約しておいた、幻の駅弁「
志ぐれ茶漬け弁当(850円)&お茶(100円)」を購入】
米原駅で乗り継ぐ際にあらかじめ電話で注文、到着時刻を言っておいたのでした。
桑名産の志ぐれ蛤がたっぷりで、きざみ海苔と紅生姜が乗っている上に亀山茶をかけて、お茶漬けとして食べるという、珍しい弁当です。
噂に聞いていたのですが、実際に食べてみるとこれが旨い!
あまり列車接続の時間が無かったのでお店の中で食べさせてもらったのだが、あっという間に平らげてしまったほどの美味しさ。
説明し難い美味しさのこの一品、お薦めです!
昔は亀山駅で駅弁として売っていたそうですが、いまでは予約のみの販売となっているので「幻の駅弁」なのです。
【亀山駅までが、JR東海管内。ここからは、JR西日本のキハ120形ワンマン2両編成・加茂行きに乗ります。今回唯一の気動車乗車です】
【車内はこんな感じ。加茂側の車両はロングシートでしたが、亀山側の車両はクロスシートでした。日差しが強いので、南側のお客はみんなカーテンを閉め切っていました】
【亀山までの田園風景とは一転、山また山を走ります】
【かつて「加太越」をするために設けられたスイッチバック「中在家信号場」。昨年3月で列車交換が廃止になりました(信号機は今でも動作中)】
【草津線が分岐する柘植駅。あっちは直流電化、こっちは非電化…】
【伊賀の盆地が広がって来ました】
【小高い丘の上に、伊賀上野城が見えました(写真では小粒過ぎる…)ここからまた登りです】
【月ヶ瀬口駅ホームより。ここからは京都府になります】
【大河原駅からは木津川と並走。笠置駅あたりは、渓谷美がとても素晴らしい!】
【久しぶりに垢抜けた街並みが見えたら、加茂到着です】
【加茂駅からは221系「大和路快速」で大阪環状線経由大阪行き(実際は一周して天王寺行き)】
ここで、カメラの電池が残りわずかな状態になってしまった。
奈良以降の行程はかなり余裕を持って組んでいたので、充電バッテリを購入するために奈良駅で途中下車。
【寺院風の旧奈良駅舎は取り壊される予定だったが、市民運動の結果保存されることに。しかし今は中に入ることはできません。これからどう利用していくのだろうか?】
【旧駅舎が壊される寸前だったのは、奈良駅高架化が「
平城京遷都1300年」を目処に進んでいるためでした】
【奈良県内も、どちらかというと田園風景が多いです。写真内に法隆寺が写っているはずだが…分からない】
【奈良・大阪府県境あたりは、大和川沿いを走ります】
【大阪府に入った途端に、住宅の建物が一気に沿線に広がってきました】
【天王寺駅に到着。奈良あたりからクタクタになっていますが、この辺がピークでした。次の新今宮駅で関西本線とはお別れ。大阪環状線内では、撮りたい写真はことごとく失敗ショット】
【大阪駅に到着。何度も利用した
郷愁溢れる旧11番ホームは撤去作業中なのが悲しい。今の10・11番ホームは仮設なのか軽く感じてしまって尚更悲しい】
【最後に乗るのは、223系新快速・湖西線経由敦賀行き】
終点ひとつ手前の駅まで直通する列車に乗った(しかも座れた)ためか、もう新大阪駅到着すら覚えてないほどすぐに寝てしまいました…
【近江今津駅に停車・編成分割中に、目が覚めました】
【近江塩津駅に入線、大きな大きな一周を達成しました】
【新疋田駅で下車、すっかり疲れました】
タイトルに
「七変化」と入れましたが、関西本線は本当に
「本線」?と思いたくなるほど目まぐるしく路線環境が入り混じる、複雑な路線でした。
途中、非電化区間で『電化促進』の看板をいくつか見かけました。
亀山~加茂間を電化することができれば、確かに名古屋~大阪間直通電車を走らせることができます。
しかし、走らせたところで近鉄の敵には成りえない…というのが、私の率直な感想です。
電化しただけ、では、まだまだ足りないところが多過ぎる。
沿線では、写真のとおり伊賀や木津川渓谷、また関宿などの観光資源もあります。
それでも、単線複線入り混じっているようでは、厳しい。
「第2の東海道本線」を作る覚悟を地元がしないと、無理でしょうね。
大都市に挟まれていながら、う~んと考え込んでしまう『偉大なる七変化路線』。
まずは、利用促進して結果を残す、といったところでしょうね。
純粋に、車窓は大いに楽しむことができました。
観光路線に純化するか、都市間輸送強化するかで、今後の関西本線はガラリと変わる可能性を秘めていることは間違いないと思っています。
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今回の「ぶら~り数字」
青春18きっぷ・1日分
2300円
(通常料金は新疋田駅~米原駅~名古屋駅~新今宮駅~大阪駅~山科駅~近江塩津駅:6830円+近江塩津駅~新疋田駅*190円=7020円)
ぶら~り費用・2300円(飲食代は除く)
ぶら~り距離・451.2㎞
ぶら~り時間・9時間39分