「
赤い青春18きっぷ」を買うと、5回(or5人)分の乗車券がついてきます。
しかし、今年は思いもよらず週末の予定がたくさん入ってしまい、いつの間にか有効期間は残り10日。
使いきれない状況だけは避けたいので、
正月同様、両親を連れて小浜線完乗をすることにしました。
ただ、「小浜線を往復するだけではつまらない」ので、ついでにグルっと大きな輪にして一筆書きの旅程を組んでしまいました。
【出発は、毎度おなじみ北陸本線・新疋田駅からです】
【敦賀行きの521系に乗ります。いつもは米原方面の出発地なのですが、今日は逆】
【敦賀駅にて、3回分の行使の証を押してもらいました】
【敦賀駅で、小浜線に乗り換え。東舞鶴行きの125系電車に乗り込みます】
【車内の様子は、こんな感じ。ただし、これは敦賀駅の時だけで…】
【北陸本線と別れて、小浜線へ!「まともな距離を」利用するのは20年ぶりです(謎)】
【沿線写真で有名な「黒河川鉄橋」より。意外と小浜線は
海が見れません】
この後、通学の高校生や大会出場?のために女子ソフトボールのチームが2チーム乗車してきて、大混雑。
写真を撮る余裕はあまりなかったです…。
【海はチラっとだけですが、
三方五胡が途中で見ることができます(写真は美浜~気山間・三方湖)】
【上中駅手前で、北川を渡ります。湖西線・近江今津駅と上中駅をこの北川沿いに結ぶ鉄道建設が叫ばれていますが、果たして…】
【若狭の田園地帯を、ひたすら走ります】
【東小浜駅。「海の見える奈良」や「小京都」の一員として、国宝・重要文化財があちこちにある小浜を駅&センターの合築駅舎でPR】
【南川を渡ると、もうすぐ小浜】
【小浜駅の蔦に包まれた給水塔。20年前はここまででUターン、これから先は初めての旅程です】
【小浜駅を後にして、トンネルを超えると海(小浜湾)が車窓に広がります。ここが小浜線のハイライトですね】
【「若狭富士」
青葉山が向こうに見えてきました!】
【若狭本郷駅は、「国際花と緑の博覧会(花博)」で展示されていた『風車の駅』が移築・活用されています。また同じ花博で使用された『SL義経号』も静態展示】
【青葉山が大きく見えるようになったら、福井県とは間もなくお別れです】
【松尾寺(まつのおでら)駅からは京都府。右に見える遺構は、貨物引込線があったころの名残かな?】
【舞鶴市・東舞鶴の高架に上がるようになったら、もうすぐ終点】
【東舞鶴駅からは、舞鶴線となります。今では小浜線も舞鶴線も1本の鉄路なんだが…】
【次に乗車する福知山行き舞鶴線クモハ114形6000番台。115系の改造版なんだが、あまりにもやっつけな外観に…】
【ちなみに、もう一方は普通の115系の顔】
【車両内の様子。ワンマンなので、後付け整理券発行機がよく目立ちます】
【西舞鶴駅では、北近畿タンゴ鉄道宮津線が分岐。独特の特急気動車が見れました】
【舞鶴線も、山合いに挟まれた田園地帯の景色が広がっていました】
【綾部駅からは山陰本線へ。綾部~福知山間は複線でスピードアップ。それにしても基本設計が古いためか、125系と比べると115系は非常に乗り心地が悪いです】
【「福知山城」が見えてきたら、2つ目の終点はもうすぐ】
【福知山駅では待ち合わせ時間に余裕があるので、南口へ途中下車をしてみました】
【C11 40とターンテーブルが、公園整備で鎮座していました。整備中なので、この角度でしか見れず】
【駅構内に戻りました。駅北側はいまだ高架化工事の真っ最中。JR西日本福知山支社のビルと、その横にモダンな駅舎の北近畿タンゴ鉄道宮福線の駅が見えました】
【回送待ちの特急「まいづる」。やっぱりこんな先頭車両なのね…】
【城崎温泉行きのクモハ112形に乗車します】
この列車も、京都・大阪方面からの乗り継ぎ客と高校生の乗車で車内はいっぱい。
写真を撮る状況はほとんどありませんでした。
【福知山を過ぎると、再び単線を走ることに。下夜久野駅で上り特急「きのさき」と交換。次の上夜久野駅までが京都府】
【兵庫県に入り、
明治45年に建てられた赤レンガが特徴的な元車両庫が見えたら和田山駅】
【和田山駅で、播但線に乗り換えます】
【今回の旅程唯一の気動車・キハ40系2000番台で、寺前行きに乗ります】
【車内の様子。冷房があっても天井には扇風機がブン回っていました】
【和田山駅名物「但馬の里 和牛弁当(1000円)」を一度改札口を出て急ぎ買ってきて、昼食にしました。今できたてのほっかほかをいただくことができて、とても美味しかった!売店のおばちゃん、ありがとう!!】
【下り特急「はまかぜ」と交換後に、こちらも発車です】
【「生野越え」までは、日本海に注ぐ円山川沿いを上って行きます。「生野越え」近くになると急勾配のためか、遅いおっそい】
【峠を越えると、今度はかつて生野銀山が上流にあった瀬戸内海に注ぐ市川沿いを下っていきます】
【特徴的な山肌が見えてくると、5回目の乗り換えです】
【寺前駅からは電化路線です。103系3500番台に乗るのだが、ロングシートのみというのは残念】
疲れが出てきたのか、途中から姫路駅到着寸前まで転寝をしてしまいました…。
目が覚めると、車内は満員状態でビックリ!さすがに部分電化されたことはあります。
【播但線の姫路駅ホームは、実にレトロ。しかし、高架化事業が終わると見れなくなるのでしょうね。ちなみに、敦賀からここまでが全線ワンマンでした…】
【途中下車しました。直接行く時間はなかったので、姫路駅前から姫路城を望遠にして撮りました。
前回も同じことをしましたねぇ~。姫路城に登城できるのはいつの日やら…】
【姫路出身の歌手・
あややがラジオの中で言っていた名物・「まねきの
えきそば(天ぷら・330円)」を食べました。うどんが多い関西のイメージは姫路にはなく、いろいろな意味で裏切る美味しさでした。何とタイムサービスがあるのです!】
【姫路駅からは、一気に湖西線経由敦賀行きの新快速に乗って一筆書き完結へ!】
【ほぼ同じ時間に発車した700系7000番台「ひかりレールスター」を初見。一度乗ってみたい!】
【両親はこの後の「真下から見る明石海峡大橋」を初めて見ることができて喜んでいました。これまでは、
この時や
この時のように橋上の通行のみでしたから】
【琵琶湖も見ることができて、三つのうみ(日本海・瀬戸内海・琵琶湖)巡りも完結】
結局、小浜線どころか初めて乗車の舞鶴線・播但線も全線完乗することができました。
途中の山陰本線も含めて、いずれもJR以降化に電化された路線ばかりです。
電化された背景は様々ながらも、沿線風景を見ると「よく電化されたな」と驚くほどの田園地帯が多かったです。
果たして、すべてにおいて電化が良いことなのかと思わざるを得ません。
電化されても本数はさほど多くなっていないことが、その象徴と言えるでしょう。
また、電化前以上に不必要な乗り換えを生じる(小浜線と舞鶴線の関係)のでは、デメリットでしかありませんしね。
よって、ローカル線を乗り継ぐのは、乗り継ぐ行為ではなく乗り継ぐ計画を立てることに苦労がいるもので、新疋田駅へ行くために福井を出たのは早朝6時だったのです。
鉄道乗車に慣れていない両親は、途中私以上に転寝が多かったですが、見たことのない景色を堪能し満足と言ってもらえたのは幸いです。
ただ、「年に2回ほどで十分」と…。
まぁ、いい親孝行できたかと思います。
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今回の「ぶら~り数字」
青春18きっぷ・1日分
2300円×3
(通常料金は新疋田駅~敦賀駅~東舞鶴駅~綾部駅~和田山駅~姫路駅~神戸駅~山科駅~近江塩津駅~新疋田駅×3→7350円×3)
ぶら~り費用・6900円(飲食代は除く)
ぶら~り距離・444.0㎞
ぶら~り時間・9時間39分