実は私、
生涯の恩人と言うべき友人が函館に住んでいます。
8年前、心身ともに絶望の淵にいた時に出会ったその人と5年ぶりに再会すべく、年初めから
『函館行き』を企画していました。
どうせならば、それにかこつけて色々と念願を叶えていこう!とばかりに、後先考えずに旅行計画を立てたのです。
その結果、5日間に渡る総額
64,040円分のJR切符を購入しました。
1日目は、20年来の念願であった
「トワイライトエクスプレス」での北紀行を果たすことでした。
【始まりはもちろん、福井駅。駅周辺のみの北陸新幹線建設が進みます】
【トワイライト色に塗装されたEF81が入線、「札幌」の文字に胸が高鳴ります!】
【検札もそこそこに、まずはレストランカー「
ダイナープレアデス」へ!食堂車で昼食をいただけることができるのは、札幌行きのトワイライトのみ。ビーフシチュー・ランチセットを注文】
ダイナープレアデスで会計を済ませているところで、車掌から「福井からのお客さまですね」と声を掛けられて、一緒に私の『部屋』へ向かいました。
【今回、私が切符を取ることができた、B寝台「
シングルツイン」。およそ一畳の広さ(狭さ?)に一応2人分のスペースを確保した個室寝台です。「2人でも使用できる1人個室」ですが、2人は厳しいですね。もちろん、1人ではギリギリ十分なスペース】
【上から、ルームカードキー、シャワーカード、朝食予約券。いずれも記念に持ち帰ることができます】
【サロンカー「
サロンデュノール」の様子です。トンネルに入ったところでの写真となりました。私は乗車中の大半をここで景色を見ていました】
【大阪車掌区がサロンデュノールに設置した「
沿線案内マップ」のスタンプと色紙。私もスタンプを押しましたが、『青函』と『北の大地』を押し間違えたのは御愛嬌…】
【泊駅を過ぎると、車窓がすぐそばの日本海を眺めるようになります。が、ここは『親不知・子不知』。トンネルの連続が一旦途切れると見えるのが、北陸自動車道の橋脚です。沿線の有名どころを、車内放送はひとつひとつ案内していきました】
【直江津を過ぎると、徐々に西日が落ちていきます。しかし、この理想的な場所での夕日は時季柄見ることはできず】
【長岡の手前で新潟平野が開けますが、すでに夕日は沈んでしまっています。弥彦山のシルエットが浮かぶトワイライトタイム】
【1日目最後にドアが開く、新津駅。もちろん、運転停車は何度かしますけどね】
【「コースディナー」も「日本海会席御膳」も高価で予約はせず、「プレアデス弁当」を注文する予定でしたが、今日のトワイライトはパックツアーの客が多くて既に売り切れ…。しばらく空腹をごまかすために買った『
北海道限定生産バニラアイスクリーム』】
【2度のディナータイムが終わると、予約不要の「
パブタイム」が開始。夜のダイナープレアデスは、昼とは違う妖しく良い雰囲気です。弁当確保ができなかった私は、パブタイムで「
北海道ワイン(白)ハーフボトル」「
ビーフピラフ」「
黄爵いものフライ」をオーダー。ダイナープレアデスでワインを嗜むのも念願のひとつだったので、3年ぶりにまともにアルコールを飲みました】
【酒田駅に、運転停車中です。当然ながら、ドアは開きません】
【シングルツインのチェアを、ベッドにセッティングしました】
【
シャワー室の予約、私は23:30~24:00に確保できました。カードを入れて、6分間のシャワータイム。水量を止めている間は、カウントダウンされません。長い時間滞在しているだけに、このサービスは大変ありがたい】
【日付が変わろうとしている時間の、車内廊下の様子。パッと見はホテルの廊下と変わらない雰囲気があります】
2日目へつづく…。