鯖江市に、
西山公園というところがあります。
江戸末期、京都所司代や老中を歴任した
間部詮勝が151年前に築いた「
嚮陽渓(きょうようけい)」という一般公開をした(
!・当時としては画期的なこと)庭園を受け継いだ一帯で、今ではレッサーパンダ繁殖数日本一の動物園がある名所です。
写真のとおり、
R417がど真ん中を通っており、右(東)に嚮陽渓(西山公園東側)、左(西)に西山公園(西山公園西側)となっています。
春になると、この西山公園は2つのピークを迎えます。
ひとつは、
市の花でもある桜が満開の時期。
もうひとつが、
市の木でもある躑躅(つつじ)が満開になる時期。
前者は大体4月前半であり、後者はちょうどゴールデンウィークの頃になります。
では今は、いわゆる「谷間」なのかというと、そうではありません。
既に一枚目の写真に出ていますが、もっとはっきりしたものをお見せいたしましょう。
こちらが、国道の東、
嚮陽渓側の切通し。
そしてこちらが、国道の西、
西山公園側の切通し。
そう、両側の切通し一面に
芝桜が植えられていて、今が満開なのです。
仕事からの帰り、職場の屋上からも見えるこの鮮やかなピンクを撮るためにちょっと寄ったのですが、辺りは花から出ているいい匂いが充満しておりました。
もちろん、私だけでなく、何人ものの人がカメラ片手に写真を撮っていました。
あまり人工的な造りものの自然はどうかなぁ~と思う時もありますが、このような芝桜を元にした光景は目を見張る素晴らしいものをよく見かけます。
目を見張る芝桜の光景は、その向こう側にある育ててきた人々の努力が垣間見えるからこそ、尚更素晴らしく感じる次第です。
だから、会社帰りの人々がカメラを持って立ち寄るのでしょうか。
一枚目の写真に写っている国道に架かる橋は、
西山橋という名があります。
ここのど真ん中から、南側・鯖江市中心街方面を撮ってみました。
結構、見晴らしが良かったりします(私は今回初めて橋を渡りました)。
ゴールデンウィークの時には「
つつじまつり」が開催されます。
人ひとヒトで凄く混みますが、よろしかったらつつじだらけの西山公園を見に来てください。