ずっと憧れていた「ルート」がありました。
ある場所を起点に西に東に北に延びているそのルートは、標高3000mの山々と日本有数の急流でよく知られているところ。
しかし、そこら辺の観光地とは違い、マイカーで行くことはできず、ケーブルカーやロープウェイやトロリーバスでのみ行くことができる「秘境の地」。
立山黒部アルペンルートのことなのですが、富山県立山町から(西)の【立山有料道路】と長野県大町市(東)の【大町ルート】は、世界有数の山岳観光ルートとして知られています。
しかし、(北)にあたる【黒部ルート】は完全に関西電力の物資輸送ルートになっているので、一般人は通ることはできません。
しかし、関電主催・富山県協賛の「
黒部ルート見学会」に申し込み、抽選で当たった人だけは特別に通行することができます。
今回、私は9月のある時期の見学日に申し込んで当選、
「パスポート」と言うべき必要書類が送られてきました!
ちなみに【黒部ルート】というのは、簡単に言うと「黒部峡谷鉄道」欅平駅から黒部ダムに至る、黒部川に並行して作られたほぼトンネルのみで構成された鉄路です。
そして途中には、中島みゆきが紅白で歌ったあの「
黒部川第四発電所」がハイライトとしてあるのです。
もう今から、ワクワクドキドキしています!
先人がまさに命がけで切り開いた、戦後復興の礎となった電力供給の地。
まだ1ヶ月以上先の事ですが、敬意を払って見学に行きたいと思っています。